管理栄養士の中川真由美です。普段は企業向けの栄養指導やヘルスケアメディアでの執筆をしながら、2人の子どもを育てています。
つい数年前まで、私は完全な「サプリ派」でした。マルチビタミン、鉄分、ビタミンC。カバンの中にはいつもサプリのケースが入っていて、食事で足りないぶんはこれで補えばいいと思っていたんです。でも今は、朝の一杯の青汁が完全に生活に定着しています。
管理栄養士なのにサプリから青汁に乗り換えたのはなぜか。自分の体験をもとにお話しします。
日本人の野菜不足は年々深刻になっている
まず前提として知っておきたいのが、日本人の野菜不足がどれほど進んでいるかという話です。
厚生労働省が公表した令和5年国民健康・栄養調査によると、20歳以上の日本人の野菜摂取量は平均256.0gでした。国が掲げる目標値は1日350g以上ですから、約100gも足りていません。しかもこの数値は調査開始以来の過去最少です。男性は直近10年間で有意に減少、女性も平成27年以降ずっと減り続けています。
野菜不足の主な原因は、外食や中食への依存が51.7%、野菜の価格高騰が50.3%、調理の手間が36.3%。忙しくて自炊が難しい、野菜が高い、面倒。正直どれも「わかる」としか言えない理由ばかりです。
私自身も、子どもたちのご飯づくりを優先するあまり、自分は朝食が食パン1枚とコーヒーだけ、昼は職場近くのコンビニおにぎり1個、という時期がありました。栄養指導をしている側がこの有り様です。
サプリでは埋まらなかった穴
サプリメントの良いところは、足りない栄養素をピンポイントで補えること。ビタミンDが不足しているならビタミンDだけ、鉄が足りないなら鉄だけ。効率的なのは間違いありません。栄養指導の場でも、血液検査で明確な不足が確認できた場合にはサプリを勧めることがあります。
ただ、自分で使い続けるうちにいくつか気になる点が出てきました。
- サプリは特定の栄養素に特化しているぶん、食物繊維がほぼ含まれない
- 野菜に含まれるポリフェノールやβ-カロテンなどのフィトケミカルは、単体で摂るより食材丸ごとのほうが吸収効率が良い
- 足りない栄養素ごとにサプリを揃えると、月々の費用がじわじわかさんでくる
- 朝晩に何種類もの錠剤を飲むのが、シンプルに面倒になってきた
「特定の栄養素を補う」には向いているけれど、「野菜不足を幅広くカバーする」という目的にはサプリだと少しずれていたんです。
大麦若葉の青汁が私には合っていた
そこで試してみたのが、大麦若葉ベースの青汁でした。一杯でビタミン、ミネラル、食物繊維をまとめて摂れるのが、サプリとの大きな違いです。
大麦若葉に含まれる代表的な栄養素をまとめてみます。
| 栄養素 | 特徴 |
|---|---|
| 食物繊維 | 腸内環境を整えて便通の改善をサポート |
| ビタミンK | 骨の形成や血液凝固に関わるビタミン |
| 鉄分 | 月経のある女性に不足しやすいミネラル |
| β-カロテン | 体内でビタミンAに変換され免疫機能に関与 |
| SOD酵素 | 活性酸素を分解する抗酸化成分 |
| ポリフェノール | 細胞のダメージを軽減する抗酸化物質 |
サプリで個別に買い揃えていたものが、粉末を水に溶かすだけで一度に摂れる。天然の食物繊維まで含まれている。正直、もっと早く切り替えればよかったと思いました。
農林水産省も「野菜を食べようプロジェクト」で野菜の消費拡大を呼びかけていますが、青汁はあくまで補助であって、野菜そのものの代わりにはなりません。それでも「食事にプラスする一杯」として考えると、非常に理にかなった選択肢だと感じています。
継続のカギは「どこで買えるか」だった
実は以前、通販限定の青汁を試したことがあります。品質は良かったのですが、定期購入の管理が面倒で長続きしませんでした。届いた段ボールがキッチンの隅に溜まっていく、あの罪悪感。解約手続きも地味にハードルが高くて、結局やめてしまったんです。
その後たどり着いたのが、ドラッグストアで買える青汁でした。日用品の買い出しついでにさっと棚から取れるし、残りが少なくなったらすぐに補充できる。「いつでも近所で買える」という安心感が、習慣として続けるうえでは一番重要なポイントだったりします。
最近はドラッグストアの青汁コーナーも種類が充実していて、初めてだとどれを選べばいいか迷うかもしれません。そんなときは、ドラッグストアで買えるおすすめ青汁の比較ページが参考になります。価格帯や原材料の違いがわかりやすく整理されていて、自分に合ったものを見つけやすいはずです。
まとめ
サプリが悪いということではまったくありません。検査で特定の栄養素が足りないとわかっている場合には、サプリのほうが効率的です。
ただ、「なんとなく野菜が足りてない気がする」「食生活全体の底上げをしたい」という方には、青汁のほうが向いていると私は考えています。食物繊維ごと複数の栄養素をまとめてカバーできて、朝に水で溶かすだけ。難しいことは何もありません。
まずはドラッグストアで一箱、気軽に試してみてください。
最終更新日 2026年6月2日 by wissma